ゼスタについてAbout Zesta

ゼスタは、スリランカでシェアNO.1* のブランドティーメーカー、
ワタワラティーセイロン社(以下WTC社)のフラッグシップブランドです。
味や品質に決して妥協を許さないゼスタは、1998年のブランド設立以来、
品質にこだわったセイロンティーと選びぬかれたハーブティーを世界中に届け続けています。
(※2016-2017年度における、同社が生産する他2ブランドを含む合計3ブランドの国内シェア35%/ニールセン調べ)

ゼスタのこだわりAbout Zesta Tea

  • 自社農園にて栽培された手摘み茶葉のみを使用
  • 人の手が入った伝統的なオーソドックス製法
  • マスターティーブレンダーが一日1,000杯以上を試飲して品質をチェック
  • フレッシュな風味をお届けする為にアルミ個装を使用

ゼスタは自社農園をスリランカ国内17ヶ所に有し、20TBフルーツフレーバーティー、アールグレイに使用されている茶葉はディンブラ地区にあるこの中の茶園から調達されています。
ディンブラはスリランカ中央高地の南西に位置しており、ここで収穫された茶葉は標高によりミドルグロウンティー又はハイグロウンティーに分類されます。クセが少なく、マイルドで誰にでも飲みやすい味が特徴の茶葉です。

世界で流通している紅茶の多くが生産効率を重視し、機械化された工程によるCTC製法で生産されている中、ゼスタの紅茶は、より紅茶本来の風味を活かすことができると言われている伝統的なオーソドックス製法を採用しています。

ハーブティーは、選びぬかれたハーブを原材料によってドイツや南アフリカといった世界各国より仕入れています。

ゼスタの紅茶・ハーブティーはマスターティーブレンダーが一日に約1,000杯をテイスティング。品質が確認された茶葉はティーバッグに加工された後、お客様のもとに届いた時にフレッシュな風味が楽しめるよう、アルミ個包装で風味を閉じ込めています。

ゼスタの茶園Zesta’s Tea Gardens

WTC社はスリランカ国内の17カ所に自社茶園を有しており、茶葉の栽培・製造・輸出までが一元管理されています。ゼスタの紅茶に使用されている茶葉はこの中のディンブラ地区の茶園より調達されています。ゼスタが新鮮かつ高品質な茶葉の旨みや香りを最大限に保持したまま世界中の人々に届けることができる秘密はここにあります。

  • ハイグロウンティー茶園標高1,200m以上 9ヶ所の茶園

    Florence Hatton
    Adisham Dikoya
    Shannon Hatton
    Ouvakelle Lindulla
    Waltrim Thalawakalle
    Hanfold Nindulla
    East Fassifern Nidulla
    Tangakelle Nidulla
    Lippakelle Nidulla
  • ミディアムグロウンティー茶園標高600m~1200m 6ヶ所の茶園

    Vellai Oya Hatton
    Strathdon Hatton
    Kenilworth Ginigathhena
    Carolina Watawala
    Wigton Watawala
    Lonach Watawala
  • ローグロウンティー茶園標高600m以下 2ヶ所の茶園

    Homadola Udugama
    Talangaha Udugama
     

ゼスタの紅茶製法Zesta’s Tea Manufacturing Method

紅茶には主にCTC製法とオーソドックス製法という2種類の製法があります。生産性を重視してほとんどの工程が機械で行われるCTC製法に対し、ゼスタの紅茶は機械以外に人の手を多く入れて作るオーソドックス製法。この方法で紅茶を加工する事により、茶葉本来の風味をより活かす事ができると言われています。

  1. ① 摘採

    ① 摘採

    茶摘みのエキスパートが風味が豊かな新芽と葉2枚(一芯二葉)のみを丁寧に手で摘んでいきます。

  2. ② 萎凋(いちょう)

    ② 萎凋(いちょう)

    摘み取った茶葉は工場に運ばれ、萎凋用の底が網状になっている桶に広げて、下から温風や冷風を当てて少なくとも6時間萎らせます。ここで茶葉の水分量を45~75%程度までにさせる事で、揉みやすい状態にします。

  3. ③ 揉捻

    ③ 揉捻

    萎らせた茶葉を何種類かの揉捻機にかけ、上から圧力を加えて揉みます。こうすることで茶葉の組織を壊し、葉汁を出します。この葉汁には次の酸化工程に必要な酵素が含まれています。

  4. ④ 酸化

    ④ 酸化

    揉捻させ固まりになった茶葉を機械に通して塊をほぐしたあと、平らなコンテナの上に広げて、酸化させます。この工程の間に茶葉を熟成させる上で重要な「ポリフェノールの酸化」が起こります。酸化には求められる茶葉の種類や天候等の状況により45分~2時間半を要します。

  5. ⑤ 乾燥

    ⑤ 乾燥

    茶葉が十分に酸化したら90-95℃で乾燥させ、水分がほとんどない状態にします。この工程により、酸化を止め、茶葉の香りを引き出します。

  6. ⑥ 茶葉のグレード分け

    ⑥ 茶葉のグレード分け

    網のついた機械により茶葉をダスト、ペコ、等のサイズ別に分別します。日本向けのゼスタティーに使用されているのは最もティーバッグ紅茶に適しているとされるBOPF(ブロークン・ペコー・ファニングス)というグレードの茶葉です。

  7. ⑦ テイスティング

    ⑦ テイスティング

    茶葉の風味が基準に達しているか、熟練したティーテイスターが紅茶を試飲します。見た目、香り、抽出した紅茶の色がチェックされ、基準をクリアしたものだけが製品となります。

サステナビリティへの
取り組み
Zesta and Sustainability

WTC社では、「ゼスタ」を持続可能なブランドにするため、様々な取り組みを行っています。

従業員とともにWith employees

ゼスタにとって従業員とその家族の健全な生活を守ることは、最も大切な価値観のひとつです。ここではゼスタが従業員に対して行っている取り組みの一部を紹介します。

  • 出産時の母子死亡率ゼロ活動
  • 病院内出産の支援
  • 全ての子供に予防接種を提供
  • 全ての子供に初等教育を提供
  • 茶園エリアに90カ所の児童センターを設置し、2,600人以上の子供たちが利用
  • 9,000世帯以上に衛生施設を設置

子供たちのための児童センターの設置

児童センターは茶園に暮らす従業員の5歳以下の子供が利用でき、初期発達教育、給食、健康促進のためのサービスが提供されており、子供たちの成長・発達を促進しています。

ハンディキャップを持った人のための職業教育訓練所の設立

1998年にケニルワース茶園内に、茶園コミュニティや周辺の村に暮らすハンディキャップを持った人のための職業教育訓練所が設立されました。ここでは封筒や、環境に優しい紙袋、紅茶のサンプルバッグ、工場のコンテナ袋、グリーティングカード等の作り方を教育しており、こうしてできた製品のほとんどはグループ企業内で販売され、それによって得られた収益はハンディキャップを持った人の独立を助けるための賃金となります。また、毎月の健康診断や治療も保証されており、快適な医療ケアが受けられるようになっています。

環境保護Environmental Protection

エネルギー管理
ゼスタでは廃棄される茶葉やおがくずを使用してブリケット(植物性廃棄物を使用して作られた固形燃料)を生産する事により、二酸化炭素の排出を抑えています。また、有機性廃棄物から堆肥を作り、作物の肥料化も行っています。

水と生物多様性の保全
水資源保護の取り組みの一環として、雨水の利用や土壌保水プログラムを実施しています。茶園の生物多様性を保全するために、ゼスタは選定した区域の生態系の研究に着手しています。水源沿いの緩衝地帯の整備にも取り組んでいます。

認証各種

ゼスタは安全・安心かつサステナブルな紅茶をお届けできるよう、様々な国際的認証を取得しています。

  • レインフォレストアライアンス
  • セデックス
  • ハラル認証
  • ISO認証

セイロンティーとはAbout Ceylon Tea

セイロンティーの歴史はスコットランド人のジェームス・テーラーによってアッサム茶が栽培され、1872年にロンドンに届けられた事に遡り、異なる高度や気候のもとにそれぞれの地域で違った味わいの茶葉が栽培されています。ゼスタの紅茶は100%セイロンティー。他の産地の紅茶をブレンドしていない証明として、スリランカ政府紅茶局認定のマークがパッケージに入っています。

ハイグロウンティー 標高1,200m以上 ミドルグロウンティー 標高600-1,200m ローグロウンティー 標高0-600m
  1. ヌワラ・エリヤ

    ハイ・グロウン

    (区分:ハイ・グロウン)

    スリランカ中南部に位置し、標高2,000m以上と、スリランカの中では最も標高の高い産地です。朝と日中の温度差があるため、茶葉に甘い特有の風味が生まれます。

  2. ウダ・プセワラ

    ハイ・グロウン

    (区分:ハイ・グロウン)

    ヌワラエリヤと並んで最も標高が高い産地で、花のような繊細な香りが特徴の茶葉が栽培されています。

  3. ウバ

    ハイ&ミドル・グロウン

    (区分:ハイ&ミドル・グロウン)

    ダージリン、キーマンに並んで世界3大紅茶と呼ばれるウバはスリランカ南東部に位置します。7〜9月に乾いた風が吹き、フルーティーな香りと刺激的な渋みが特徴の茶葉が生まれます。

  4. ディンブラ

    ハイ&ミドル・グロウン

    (区分:ハイ&ミドル・グロウン)

    中央山岳地の南西部にあるディンブラ。味・香り・水色ともにバランスがとれており、紅茶本来のオーソドックスな誰にでも好まれる味です。

  5. キャンディ

    ミドル・グロウン

    (区分:ミドル・グロウン)

    一年を通じて気候の変化が少ないキャンディの茶葉は品質が安定しており、ブレンドティー等様々な用途で使われています。

  6. ルフナ

    ロー・グロウン

    (区分:ロー・グロウン)

    ルフナはシンハラ語で「南」を意味します。蜂蜜のような風味が特徴の茶葉が収穫されます。